東京都三鷹市で女子高生(18)が刃物で切られて殺害された事件で、女子高生は容疑者とインターネットの実名制交流サイト「フェイスブック(FB)」を通じて知り合ったという。FBを含むSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)などを通じて知り合い、事件に発展したケースはこれまでもある。同様の事件に子供が巻き込まれないため、保護者ができることはあるだろうか。(平沢裕子)
マッチング機能
FBは実名での登録が基本。もともと米国の大学生が同じ大学内での友達づくりのために開発したもので、会ったことのない人と簡単に友達になれるサービスが特徴だ。FBのようにインターネットのデータベースと、その中の情報を引き出し、整理する機能を基に出会いや友達づくりができる機能は「マッチング機能」と呼ばれる。
当初、無差別の通り魔事件と思われた今回の事件は、詳細が分かるにつれ、男女関係のもつれが原因とされる。被害者がFBで容疑者と知り合ったことを報道で知り、「うちの子はFBはやっていないから大丈夫」と思った保護者もいるかもしれない。