学生から金融大国へ USIC通信

自分で経済活動に参加してこそ身につくものが 明治大学公認投資サークル「Break outs!」

学生投資連合USIC

 前回掲載の学生投資連合USICのもと、多くの投資サークルが金融・経済・投資について研鑽を重ねています。

 私たち明治大学公認投資サークル「Break outs!」もその一つで、総勢118名で、株式投資・為替・仮想通貨など、分野を選ばずに多岐にわたって学習しています。資産を増やすことだけでなく、どうすれば詐欺などに遭わないよう正しい知識を身につけることができるのか、どうやって資産を守るのか等についても知識を深めるべく、外部の方をお招きして講演会を開いてもらうなど、様々な活動をしています。

 そんなBreak outs!に所属する城正人・中村瑞希・門脇頌太の3人が、学校生活や投資について対談しました。普段の活動はオンライン。顔を合わせて話すことはなかなかないため、何だか新鮮な話し合いになりました。

Q1.去年に比べて大学の対面授業が増えたが生活が大きく変わった点は?

門脇:やはり、友達との交流が増えたのがおおきいかな。入っているサークルや学部の友達とも会える回数が増えたし、勉強も運動も友達とやった方が楽しいから学校に来る機会が増えるのはうれしいよね。

城:でも去年は対面がほとんどなくて、オンラインでしか話していなかった友人と初めて対面であって変な感じがした笑。

中村:自分は対面の授業をあまりとっていないから、そんなに生活が変わったところはないかな。通学に時間がかかるから、対面だと忙しくなるし、バイトもあると疲れちゃうしね。城は今年度からひとり暮らしを始めたらしいけど、変わったところはあった?

城:食事を自分で作らなきゃいけないっていうのが大変かな。親のありがたみを身にしみて感じたよ。

門脇:ひとり暮らしは大学生っぽいし憧れでもあるけど、お金もかかるし、大変なことが多いよね。

Q2.投資を勉強しようと思ったきっかけは?

城:自分は父親が投資をしていたのがきっかけかな。株主優待が家に届いたりしていて、「投資」に興味を持つきっかけはいろいろあったかも。早い段階から投資はしてみたかった。

中村:株主優待はマーケティングの側面があるから、その企業の特色が出ておもしろいよね。自分は文学部だけど、経済の勉強もしてみたかったからかな。やっぱり自分で経済活動に参加してこそ身につくものがあるかと思った。

門脇:自分は逆に学部の影響かな。政治経済学部だし、座学と並行して現実の経済はどうなっているのかしりたくて始めたよ。投資をする目的も勉強ってところが大きくて、自分が社会に出てより大きなお金を動かせるようになったときに、知識があるって状態にしたい。

城:門脇は勉強の意識が結構強いんだね。自分は結構趣味というか、かっこよく言えば知的好奇心を満たすためにいろいろ調べてるかも。先進技術とかを調べてたら結局投資に行き着くし、なにより東証だけでも一日1兆、2兆のお金が動いていて、その流れにに自分が当事者として参加できるのってすごく興味をそそられない?

中村:たしかに。自分はこのサークルで1年活動してみて、投資にできることはすごく限られてると思った。今はあくまでBS(貸借対照表)を強化するだけのものだと思ってる。だからいま投資をして直ちに何かが変わるってわけではないけど、単純におもしろいよね。

Q3.投資をサークルで学ぶ利点とBreak outs!のこれからの展望について

門脇:やっぱり自分より投資のことを知っている人がいるっていうのがおおきいかな。スポーツにしても勉強にしても、自分で1から手探りで勉強するよりも、教えてもらいながら自分で調べて、実践していく方が効率的だと思うんだよね。公認サークルだから信頼性もあるし、なにより同年代で大きなお金を動かしている人をみると、自分も負けじとがんばろうって気になる。

城:安心して投資について話せる同年代がいる場ってすごい貴重だよね。投資の話ってどうしてもお金が関係することになっちゃうから、なかなか同年代と話す機会ないし、投資って一人でできちゃうから投資に関係する友達を作れる場ってすごく少ない。そんな中で文系理系問わずいろんな分野に詳しい人が集まって意見をぶつけられるこのサークルはすごくありがたい場所だなと。

中村:たしかに。このサークルでできた輪をどんどん広げていきたいよね。緊急事態宣言が解除されてコロナ禍が収まったら、他大学の投資サークルとの合同勉強会とかもやりたい。高校の家庭科で投資教育が始まるらしいし、母校にいって模擬授業とか、高校生とディスカッションとかも面白そう。

城:Break outs!は基本オンラインで活動しているし、現代なら生活にあまり支障はないけど、オフラインでしかできないことがあるのも事実。早くコロナ禍が収まって、サークル活動に幅を持たせることができたらいいね。

■明治大学経営学部2年 城正人(じょう まさと)

投資サークルBreakouts!幹事長。株やCFD、仮想通貨などの投資経験があり、新しい技術に興味を持ち勉強中。投資を通じて様々な分野の知識を身につけたいです!

■明治大学政治経済学部2年 門脇頌太(かどわき しょうた)

明治大学投資サークルBreakouts!:大学入学後、投資に興味を持ち明治大学公認のサークルに入部。友人と共に、日本株と米国株を主に勉強中。大学で学ぶ経済学などを用いて、現実の経済現象、主に投資について学んでいきたい。

■明治大学文学部2年 中村瑞希(なかむら みずき)

専攻は西洋史で、今はイスラエルの移民政策の歴史について勉強中。それが転じて、イスラエル企業の株に投資するようになった。三度の飯よりハイテクグロース株が好き。

学生投資連合USIC(がくせいとうしれんごうUSIC) 全国28大学1000人以上で構成される日本最大の金融系学生団体
「日本を学生から金融大国に」というビジョンのもと「学生の金融リテラシー向上」のための活動を行う。企業団体・官公庁との勉強会開催、IRコンテストの運営、金融情報誌SPOCKの発行を行う。http://usic2008.com/

【学生から金融大国へ USIC通信】投資や金融に興味を持った切っ掛け、将来の展望やコロナ禍での学生生活の実情など、「学生投資連合USIC」に所属する各大学のサークルがリレー形式でお送りします。アーカイブはこちら