任天堂、スイッチ出荷遅れ 新型肺炎で、周辺機器も

 
任天堂の「ニンテンドースイッチ」

 任天堂は6日、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、日本国内向けに中国で生産する主力ゲーム機「ニンテンドースイッチ」と周辺機器の出荷が遅延すると発表した。スイッチ用のゲームソフト「リングフィット アドベンチャー」の出荷にも遅れが出る見込みだという。遅延する期間など詳細は開示していない。

 人気ソフト「どうぶつの森」シリーズの新作のダウンロード版が入った特別版のスイッチの予約開始日も8日から延期する。新たな予約開始時期は未定で、3月20日の発売を予定通り実施するかどうかについても状況を見て判断する。

 任天堂は、中国の委託先の工場でスイッチの多くを生産している。リスク分散のため、昨夏から生産の一部を順次ベトナムに移しているが、出荷計画への影響が避けられない見通しとなった。

 任天堂は1月、スイッチの令和元年度の世界販売目標を1800万台から1950万台に上方修正したばかりだった。