【快適生活学】花粉対策 シャンプーで髪への付着防止

 

 暖かくなり、本格的に春の行楽シーズンを迎えていますが、花粉症に悩む人にとってはつらい時期ですよね。春はさまざまな種類の花粉が5月頃まで飛散します。日常生活でのちょっとした工夫で、花粉の季節を上手に乗り切りましょう。

 花粉対策の基本は、室内に持ち込まないことです。花王の調査によると、室内に入ってくる花粉は、1日約2300万個。そのうち6割は窓やちょっとした隙間から、そして残りの4割は、衣類や髪への付着によるものだそうです。

 換気のために窓を開ける場合は10センチ程度にし、網戸やレースカーテンを閉めておくことで、室内に入る花粉の量を抑えることができます。また、外干しをした洗濯物や、外出先で衣類に付着した花粉は、手で払うことで4~6割を落とすことができるので、効果的です。

 衣類以外で注意したいのが、髪に付着した花粉です。髪は本数が多く表面積が広いことに加え、頭皮から分泌される皮脂が髪に移行してくるため、花粉が付着しやすくなっています。長い髪はまとめ、帽子をかぶるなど、花粉の付着を防ぐ工夫をし、室内に入る前には衣類と同じように、手で花粉を払い落とすようにしましょう。

 気温が上がると、頭皮には粘度が低い皮脂が増え、髪にもその多くが移行するため、花粉が付きやすくなります。泡立てたシャンプーで、髪の表面だけでなく裏側にも付着した花粉や汚れ、皮脂をしっかりと洗い落とすことが大切です。髪にホコリや花粉などの汚れを付着しにくくする効果のあるシャンプーを使ってみてもいいですね。

 今日からできる花粉対策を取り入れ、おでかけを楽しみませんか。(花王 生活者コミュニケーションセンター)