「人柄は○○に宿る」! 元受付嬢がこっそり教えるビジネスマンの印象を格上げする方法
【元受付嬢CEOの視線】 GWがあっという間に過ぎ去り、新入社員の方々は研修を終え、配属先が決まるころではないでしょうか。その新人達を迎える先輩達も背筋が伸びる時期ですね! 仕事を始めてみると、予想以上に色んな人に注目されるシーンが増えるなと感じる方は多いと思います。そうなんです! ビジネスマンというのは、通勤時から勤務時、そして退勤時に至るまで常にいろんな人から見られています。そんなビジネスマンに捧げる、私からこっそり「第一印象を格上げする方法」をお伝えしたいと思います。(ディライテッドCEO 橋本真里子)
◆髪型や服装にも匹敵する注目度
これを実践するだけでビジネスシーンではもちろん、飲み会などでも周りにさりげなく差をつけられるかもしれません(笑)。
《その1》爪は短く綺麗に整える!!
女性はネイルアートをしていたり、自身でケアをしている人が多く見られます。爪のことって女子にしか関係ない…と思ったらそれは大間違いです。
ビジネスシーンにおいて、髪型や服装はもちろん注目されます。その次、いや同じくらいと言っていいほど注目されるのは「手元」なんです。
例えば、名刺交換をする。握手をする。パソコンを打つ。さらに契約書などにサインをする。これら全て手を使って行う作業なんです。
想像して見てください。こう言われてみると、確かにビジネスにおいて手を使うシーン、多くないでしょうか?
◆全身に清潔感がみなぎる
私が受付嬢をしていた時、受付票を書いていただく際にかなりの方々の「手」を拝見してきました。手が清潔に保たれている方は、ほぼ間違いなく全身に清潔感が感じられる方でした。「手は人柄を表す」と言っても過言ではないと思います。
しかし、手は体の中でも末端に位置していますね。そうするとついつい蔑ろにしてしまいがちです。しかし、こう言った細部に人柄は宿るのです。
もちろん「ネイルサロンに行って、爪を磨かなきゃ…」と思う必要はありません。自分で簡単にできるケアをするだけでいいのです。
・深爪でもなく長すぎない適当な長さを保つ。
・爪先の汚れをとる。
・爪や手が乾燥していたら、ハンドクリームを塗る。
これだけで充分です。周りからの評価も変わりますが、まず自分の気持ちがスッキリすると思いますよ!
「手は人柄を表す」そうです。手は口ほどにものを言うんです。
◆眉毛がポイントなのは女性に限らない
《その2》眉毛はいじらないに越したことはない。あくまでも「整える」だけ。
「それって女性のことでしょ?」と思われた方。いえ、男性にお話したいことなんです。
懐かしく思い出すのが、「アムラー」と言う言葉。
歌手の安室奈美恵さんにあこがれたアムラーの代名詞の一つは「細い眉毛」でした。私もそんな時代がありました…(笑)。
しかし今は眉毛を全くいじっていません。爪の話とは真逆ですね。
そうなんです。みなさん、ビジネスのシーンにおいて気にする部分に少しズレがあるのです。
男性の方はお化粧をしない方がほとんどだと思います。おそらく男性の方でお手入れをする箇所といえば、「ヒゲ」「眉毛」と言った、「毛」の部分だと思います。
髪の毛やヒゲも印象を左右する大事な箇所だと思います。そしてそれを理解している方は多いように感じます。しかし、なぜか眉毛に関してはあまり意識されてないように感じるのです。
とある受付嬢がこんなことを言ってました。
「あのお客様、眉毛が印象的すぎて私たちの記憶には残るけど、商談で会ったら眉毛が気になって、話が入ってこないんじゃないかしら」
それを聞いて私も「確かに!」と思ったことがあります。
◆眉毛が変わると周囲の印象は…
眉毛をいじりすぎて細すぎたり、本来の形とは大きく違うであろうラインを描いていたりする男性。意外と多いんです。実は眉毛って人相を変えるほど、お顔の印象を左右するものなのです。
「じゃあ、整えるってどれくらい?」と分からなくなる方。そうなったら一度触るのをやめて見てください。ありのままの眉毛で過ごして見てください。そして周りの方の反応を見てみてください。意外な反応が返ってくるはずです。
例えば、ナチュラルな方が君らしさが出ていていいよ!などと好感度が上がる。
ちょっと怖いのかなって印象だったけど、今の方が柔らかい印象だね。なんて言われる事も…!?
これを読んでくださったあなた、ご自身は今どんな状態ですか?
手をかける部分をひと工夫するだけで、仕事もプライベートもひと味違った感触を得られるかもしれません。
お金をかける必要もありませんし、何か特別なスキルを必要とするわけでもありません。「実践できる」「継続できる」この二つが重要だと私は考えます。
騙されたと思って、ぜひ実践してみてくださいね。
【プロフィル】橋本真里子(はしもと・まりこ)
1981年11月生まれ。三重県鈴鹿市出身。武蔵野女子大学(現・武蔵野大学)英語英米文学科卒業。2005年より、トランスコスモスにて受付のキャリアをスタート。その後USEN、ミクシィやGMOインターネットなど、上場企業5社の受付に従事。受付嬢として11年、のべ120万人以上の接客を担当。11年という企業受付の現場の経験を生かし、もっと幅広い受付の効率化を目指し、16年1月にディライテッドを設立。17年1月に、クラウド型受付システム「RECEPTIONIST」をリリース。
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【元受付嬢CEOの視線】は受付嬢から起業家に転身した橋本真里子さんが“受付と企業の裏側”を紹介する連載コラムです。更新は原則第二木曜日。