17世紀オランダ絵画を代表する画家、ヨハネス・フェルメール(1632~75年)の名画を集めた「フェルメール展」(産経新聞社など主催、特別協賛・大和ハウス工業、ノーリツ鋼機 協賛・第一生命グループ、リコー)が16日から大阪市立美術館(同市天王寺区)で始まるのを前に14日、記者内覧会が行われた。展覧会のナビゲーターを務める女優の石原さとみさんも登場し「どんな見方でも正解だと思う。気軽に、ぜひ足を運んでください」と呼びかけた。
「光の魔術師」と異名をとるフェルメールは寡作(かさく)でも知られ、現存作はわずか35作品前後。今回の展覧会はこのうち、大阪展のみの展示となる「恋文」や日本初公開の「取り持ち女」など6作品を展示する。また同時代の名画、39作品も並び、17世紀オランダ絵画の魅力を紹介する。
石原さんは、大阪展について「余裕をもってフェルメールを堪能できる感じがします」と笑顔で語った。会期は5月12日まで。15日には開会式などが行われる。