ケリー被告側が保釈請求 検察官の意見も踏まえて東京地裁が可否判断

グレゴリー・ケリー容疑者(左、共同)とカルロス・ゴーン容疑者(早坂洋祐撮影)
グレゴリー・ケリー容疑者(左、共同)とカルロス・ゴーン容疑者(早坂洋祐撮影)【拡大】

 日産自動車の前会長、カルロス・ゴーン容疑者(64)=会社法の特別背任容疑で再逮捕=の側近で、金融商品取引法違反の罪で起訴された前代表取締役のグレゴリー・ケリー被告(62)の弁護人は21日、東京地裁に保釈を請求した。認められて手続きが進めば、同日中にも東京拘置所から保釈される。地裁は検察官の意見も踏まえて可否を判断する。

 ケリー被告はゴーン容疑者と共謀し、平成27~29年度のゴーン容疑者の報酬を約42億円過少に有価証券報告書に記載したとして金商法違反容疑で10日に再逮捕された。22~26年度分については計約48億円過少に記載したとして同法違反罪で起訴されている。