社会・その他

「知財アワード」、15日に開催 大学生が開放特許活用案を競う

 大手企業などの開放特許を活用した大学生のアイデアを競う2018年度「知財活用ステューデントアワード」(主催・西武信用金庫)が15日、昭和女子大学コスモスホール(東京都世田谷区)で開催される。この日にプレゼンを行うのは各地の予選を突破した12チームで、最優秀賞1チーム、優秀賞2チームを選ぶ。斬新なアイデアは産学官金の地域支援機関の協力の下、中小企業に提供し商品開発を目指す。

 予選会は東京(参加は5校)、埼玉(6校)、静岡(4校)、茨城(3校)、長野(1校)で実施。静岡からは静岡文化芸術大学のチーム「研究室707」(活用特許・静岡県工業技術研究所の「取替え時が見えて分かるカラーインジゲーター」)と静岡大学のチーム「KKラボ」(富士通セミコンダクターの「迷子検知システム」)がアワードへの出場を決めた。茨城では流通経済大学のチーム「横井ゼミ」(富士通の「芳香発散技術」)が予選を突破した。

 17年度は、富士通の開放特許「視線検出技術」を活用した亜細亜大学の「チームゼミ長」が提案した新型ドライブレコーダー「アイレコーダー」が最優秀賞に輝いた。28企業・団体へのヒアリングで技術的問題を解決し、社会的ニーズを捉えていることや実現性の高さが評価された。

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