日本のアニメキャラクター「マジンガーZ」のデザインを盗んだとの悪評があった韓国のキャラ「ロボット・テコンV」について、ソウル中央地裁は3日までに「模倣ではなく独立した著作物」との判断を出した。韓国メディアが伝えた。
テコンVの著作権を管理する会社が、テコンVに似た玩具を製造販売した別の業者を相手に著作権侵害を理由に損害賠償を求めた訴訟で、被告が主張した「テコンV自体がマジンガーZなどを模倣した」との盗作説を地裁が退け、4000万ウォン(約400万円)の賠償を命じた。
地裁は判決で、テコンVはマジンガーZとは「外見上、明らかな違いが見られる」と主張。「テコンVは韓国の国技テコンドーを背景としており、日本文化の上に制作されたマジンガーZとは著作物としての特徴や個性に違いがある」と“違い”を分析した。
テコンVは1976年にアニメ映画が制作された韓国の人気者だが、72年に世に出ていたマジンガーZに酷似しているといわれてきた。(ソウル 共同)