園児に新潟知事選を手伝わせた保育士ら処分 自治労の依頼で候補応援の絵を描かせる (2/2ページ)

新潟県知事選で野党党首らとともに拳を突き上げる池田千賀子氏(後列右から2人目)=2日、新潟市中央区のJR新潟駅前(太田泰撮影)
新潟県知事選で野党党首らとともに拳を突き上げる池田千賀子氏(後列右から2人目)=2日、新潟市中央区のJR新潟駅前(太田泰撮影)【拡大】

  • 新潟県知事選で落選が決まり、菊田真紀子衆院議員(右)とともに支持者の前に現れた池田千賀子氏=10日夜、新潟市中央区(太田泰撮影)

 6月6日に市民から同部長への問い合わせで発覚。市側は既に園児の保護者に謝罪した。保護者からは「公務員なのでしっかりしてほしい」など注意されたという。

 市長と副市長の処分(減給10分の1)については同市議会6月定例会に議案を提出する。

 桜井市長は「今後は、児童の健全な心身の発達の場である保育園に勤務する者としての責務の重さを改めて十分に認識して、保育業務に精励していく」とコメントした。

 池田氏は20日、産経新聞の電話取材に対し「私が知らないところで図画が寄せられた。非常に残念です」と話した。

 池田氏選挙対策事務所の担当者は7日、産経新聞の取材に対し「自治労の保育部からもらった」と事実関係を認めたが、その後、別の担当者が「張り出していない」と否定していた。