【ニッポンの謝罪道】 昨今の謝罪でその行く末が注目されているのは日本大学のアメフット部元監督・内田正人氏率いる日大チームが、不必要なタックルで関西学院大学の選手をケガさせた件にあるだろう。そんな状況にありながらも、ここで取り上げたいのは元TOKIOメンバー・山口達也の謝罪についてである。謝罪道において、実に重要かつ根源的な示唆をこの件は備えているのだ。
◆厳しくしなくては示しがつかなくなった
4月25日、番組で共演した女子高生に対し、強制わいせつの容疑で書類送検されていたことが明らかになった。翌26日に山口は涙ながらに会見をしたが、その際に余計な一言を山口は述べた。
「またTOKIOとしてやっていけたら……」
これに対しては直後から「被害者のことをまず考えろ」や「ハァ????」といった感想がネットでは多数出た。
そして5月2日、山口を除くTOKIOの4人が会見をしたが、国分太一は「そんな甘えた言葉は山口からは聞きたくなかったです」と述べ、松岡昌宏は「彼の甘ったれたあの意見は、いったいどこから生まれるものなのだろうか」「甘えの根源が僕らTOKIOだったとしたのなら、あくまでこれは自分の意見ですが、そんなTOKIOは1日も早くなくした方がいい」と述べた。