政府の情報収集衛星光学6号機を搭載したH2Aロケット38号機が27日午後1時34分、鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられた。衛星を予定の軌道に投入できたかどうかは、午後2時ごろに判明するとみられる。
光学6号機はデジタルカメラのようなセンサーを搭載し、日中の晴天時に地上を撮影する。設計上の寿命を超えて運用が続き、故障のリスクが高まっている4号機の後継として打ち上げられた。
識別できる物体の大きさは、車の種類が判別可能な約30センチとみられ、約60センチとされる4号機の2倍に向上。運用中の5号機とほぼ同じ性能で、正常に機能すれば北朝鮮の軍事施設などを高精細で撮影する機会が増える。