食に関する調査・研究を行っている「ぐるなび総研」(東京)は4日、2017年の世相を最も反映した「今年の一皿」に「鶏むね肉料理」を選んだと発表した。
総研は選定理由を「日本では鶏もも肉が好まれる傾向にあるが、社会の高齢化や健康志向の高まりを背景に、高タンパク・低脂肪の胸肉に注目が集まった」などと説明。今年は、野菜や果物に肉類を合わせて主食とするサラダも人気で、胸肉は具材にも活用された。
授賞式には、鶏肉主産地の鹿児島県の三反園訓知事も出席し「さまざまな調理法も編み出されている。どんどん食べて」とアピール。ゲストで登壇した東京疲労・睡眠クリニックの梶本修身院長は「鶏の胸肉に含まれる成分『イミダペプチド』には、疲労を取る効果がある」などと解説した。
準大賞は「強炭酸ドリンク」。他に「チーズタッカルビ」「日本茶スイーツ」「Neo日本酒」「フォトジェニックサンドイッチ」が候補だった。