2016.12.20 05:00
これに伴い、教育研究組織も再編成。人間社会学部心理学科を「ビジネス心理専攻」と「臨床心理専攻」に、同学部情報社会学科も「経営システム専攻」と「メディア文化専攻」に改組した。また、工学部情報システム学科を「IT専攻」と「電気電子情報専攻」とした。その裏には、「これまで工学部でありながら、電気部門がなかった。電気工学分野をもちたい」(内山学長)との強い思いがあった。大学院工学研究科についても、学部学科との一体教育を観点から学科と同じ専攻名に変更。内山学長は「組織の再編成を通して、より一層、教育・研究にがんばっていきたい」との決意を表明した。
埼玉工業大学が、将来に向けた研究・開発の拠点と位置づける「ものづくり研究センター」。学園創立110周年、大学創立40周年の記念事業の一つとして、今年7月に完成した。モノづくりの発信の場となるような総ガラス張りで開放的な空間を目指した施設で、Light(光)、Wind(風)、Earth(土)の3つの自然エネルギーを最大限生かしたECO研究センターだ。記念式典で同センターを説明した内山学長は「研究・開発に直結した形の大掛かりな施設は本学にとって初めて。新しい技術を世に出すためにも、『ものづくり研究センター』での研究をぜひ成功させたい」と力を込める。