最先端の技術を市民に体感してもらうオープンスペース「The DECK(ザ・デッキ)」(大阪市中央区)で、安価に、気軽に「3Dプリンター」が体験できることが話題となっている。同社では「最新の3Dプリンター技術がどこまで進化しているか、実感してほしい」と話している。(格清政典)
「The DECK」は、「ものづくりの拠点」を目指して今年4月にオープン。本格的なものづくりに取り組む企業だけでなく、気軽にものづくりを楽しむ個人も対象に運営。企業では、パナソニックや村田製作所などの大手企業も会員登録している。
3Dプリンターやレーザーカッターなどの最新機材を備えており、新商品のサンプル製作などビジネスの場で使われているという。
3Dプリンターの使用料は30分千円(材料費込み、スペース利用料は別)。プラスチック製なのでやわらかさなどは表現できないが、どのように利用するかはユーザー次第だ。写真などの画像データを取り込んで子供の手や足などを記念にプリントすることも可能だが、実際にはiPhoneケースやオリジナルアクセサリーのパーツなどを作る個人客をよく見かけるという。