日本画家の松尾敏男さんが死去 文化勲章受章者、日本美術院理事長

松尾敏男さん(鈴木健児撮影)
松尾敏男さん(鈴木健児撮影)【拡大】

 卓越した花鳥画で知られた日本画家で文化勲章受章者の松尾敏男(まつお・としお)さんが4日、肺炎のため死去した。90歳。葬儀・告別式は近親者で行った。喪主は妻、愛(あい)さん。後日、お別れの会を開く。

 長崎市生まれ。昭和41年に最高賞の日本美術院賞・大観賞を受け、画壇での地位を確立。花鳥画や風景画などで詩情豊かな作品を制作した。平成21年から日本美術院理事長。24年に文化勲章を受章した。