岩手県北上市の東北新幹線北上-新花巻間で発生した人身事故で、運転を見合わせていた東北新幹線は8日未明、約5時間ぶりに運転を再開した。
秋田新幹線の下り1本が運休、東北・秋田新幹線の上下計8本が最大で約5時間遅れ、約1250人に影響した。
事故は7日夜に発生。東京発新函館北斗・秋田行き「はやぶさ・こまち33号」の運転士が異常音に気付き、北上駅から約5キロの地点で停止した。
福島駅から乗車したという北海道の会社員、新田麻依子さん(23)は「たびたび運行再開時間が延びて安全確認が長いと思った。ずっと車中にいて体が痛かった」と疲れた様子だった。