【号泣元県議論告】支離滅裂な最終陳述に法廷失笑!? 「このような事件二度と…」否認なのに犯罪行為認めたのか (1/5ページ)

2016.4.25 13:58

裁判を終え弁護士の車に乗って裁判所を出る野々村竜太郎被告=25日午前11時22分、神戸地裁(前川純一郎撮影)
裁判を終え弁護士の車に乗って裁判所を出る野々村竜太郎被告=25日午前11時22分、神戸地裁(前川純一郎撮影)【拡大】

 政務活動費(政活費)約913万円をだまし取ったとして詐欺罪などに問われた元兵庫県議、野々村竜太郎被告(49)に対し、検察側は25日、神戸地裁で開かれた論告求刑公判で懲役3年を求刑し、判決期日は7月6日に指定された。野々村被告はこれまでの法廷で、起訴内容を否認し、“記憶障害”の可能性をにおわせつつ、収支報告書の作成経緯について「記憶にございません」「覚えておりません」という供述を連発した。しかしこの日、論告求刑の後に行われた最終意見陳述で、野々村被告は「説明責任を果たせず、申し訳ございませんでした」と涙声で謝罪する一方、「このような事件を二度と起こさない」と犯罪性を認めるかのような支離滅裂な言葉を繰り出した。自らの潔白を訴えた約2年前の記者会見のときにみせた“号泣”は最後までみられなかったが…。

 東京駅滞在7分「あり得ない」…傍聴席失笑

 開廷前、スキンヘッドに少し毛が生えた短髪と黒縁めがね姿で入廷した野々村被告。前回とは打って変わって、無精ひげは少し整えているようだ。黒のスーツに紺と青のネクタイをしめている。落ち着いた様子で弁護人の隣に腰掛けた。

動機については「私腹を肥やすためだった」と指摘

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