全日空の搭乗手続きシステムの不具合で、システムを管理するサーバー4基が一時、すべて停止していたことが22日、同社への取材で分かった。外部から大量にデータが送りつけられるなどの不正アクセスは確認されておらず、システム内部の不具合が原因とみて調べている。復旧後も各空港の混雑は続き、午後5時現在で国内線139便が欠航、240便が遅れ、計約4万8千人に影響した。
国内線の予約・販売システムは一部で障害が続いており、同社は原因究明を急いでいる。23日朝までに完全復旧する見通し。
全日空によると、22日午前3時44分にシステムを管理するサーバー4基のうち1基が停止し、8時22分に全て停止した。全日空と搭乗手続きシステムを共有するスターフライヤー、AIRDO(エア・ドゥ)、ソラシドエア、アイベックスエアラインズの4社でも計20便以上が欠航した。