森を生かす住宅計画に評価 野村不動産のプラウド国分寺「共生事業所認証」

2015.8.10 06:10

完成予想図

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 野村不動産は、2016年秋の完成を目指して計画を進めている「プラウド国分寺」(東京都国分寺市、全125戸)で、いきもの共生事業推進協議会(ABINC=エイビンク)の「いきもの共生事業所認証」を取得した。同社にとっては「横浜ビジネスパーク」(横浜市保土ケ谷区)に次ぐ2回目の認証となる。

 この認証は、自然と人との共生を、企業活動を通じて促進する目的で作られた制度。生物多様性に配慮した緑地づくりなどに取り組むマンションやオフィスビル、商業施設をABINCが第三者的に評価・認証する。

 プラウド国分寺の敷地内には森があり、計画では2700平方メートルを残す形で開発が進められている。こうした取り組みが地域の生態系の保全・保護に寄与する点などが評価された。

 完成後には森を、地元に息づく豊かな自然を受け継ぐ里山と位置付け、草刈りや野草観察など、住民参加型の保全・整備プログラムを企画・運営していく予定にしている。

 また、敷地内には地域住民の交流の場となるカフェや集会室、公園なども整備。森を通じて地域を活性化するための仕掛けづくりを行っていく。

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