スウェーデン、脱原発期限なし エネ担当相、電気代上昇を懸念 (1/2ページ)

2015.2.6 05:52

会見に応じるスウェーデンのエネルギー担当相、イブラヒム・バイラン氏=4日、ストックホルム市

会見に応じるスウェーデンのエネルギー担当相、イブラヒム・バイラン氏=4日、ストックホルム市【拡大】

 スウェーデンのエネルギー担当相を務めるイブラヒム・バイラン氏は4日、フジサンケイビジネスアイなど日本記者クラブ取材団との会見に応じ、同国の連立政権が掲げる脱原発政策の進め方について「(原発を)短期間で廃止すれば電気料金は上がるとみられ(時期の)区切りをつけて廃止することはしない」と述べ、国民生活への影響に配慮して脱原発を性急に実現する考えはないことを示した。

 スウェーデンは10基の原発を持つ欧州の原発大国。2014年秋に成立した第一党の社民党と環境党の連立政権は、既存原発の更新を認めていた従来の政策を転換。脱原発にかじを切り、新たな建設計画も凍結させた。

 原発の位置づけを含め、将来のエネルギー政策を話し合う与野党の協議会について、社民党出身のバイラン氏は「今月末に設置する」と説明。脱原発に反対する一部野党との意見の隔たりを認めながらも、超党派で合意を探る姿勢を強調した。

「新たな原発を建設しようとする事業者は現れないのではないか」

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。