産経新聞は17日、東京電力福島第1原発で、4号機燃料貯蔵プールなどの単独取材を行った。今月初旬にプールからの使用済み燃料の取り出し作業が終わったばかりで、この日からは未使用燃料の取り出し作業がスタート。廃炉作業は新たな段階に移った。
4号機原子炉建屋は、事故時に定期点検中で炉心に燃料はなかったものの、水素爆発で損傷。1~4号機の中で、最も多くプールに燃料が保管されていたため、その取り出しが最優先の課題だった。
強い放射線を出す使用済み燃料については1年かけて、今月初旬に1331体すべての取り出し作業が完了。残るはリスクの低い未使用燃料180体の取り出しを待つばかりだった。