汚染水に総力戦 新型浄化装置など初公開 福島第1原発 (1/2ページ)

2014.10.16 21:00

汚染水貯蔵タンクのストロンチウムの濃度を低減させるモバイル型ストロンチウム除去装置=16日午後0時13分、福島県大熊町(代表撮影)

汚染水貯蔵タンクのストロンチウムの濃度を低減させるモバイル型ストロンチウム除去装置=16日午後0時13分、福島県大熊町(代表撮影)【拡大】

  • 汚染水からストロンチウムなどの放射性物質を除去する増設多核種除去設備=16日午後1時23分、福島県大熊町(代表撮影)
  • 汚染水からストロンチウムなどの放射性物質を除去する高性能多核種除去設備=16日午後1時33分、福島県大熊町(代表撮影)
  • 汚染水からストロンチウムなどの放射性物質を除去する高性能多核種除去設備=16日午後1時38分、福島県大熊町(代表撮影)
  • 記者の質問に答える福島第1原発の小野明所長=16日午後2時43分、福島県大熊町(代表撮影)
  • 撤去された汚染水貯蔵タンク=16日午後0時19分、福島県大熊町(代表撮影)
  • 原子炉建屋周辺の地下水からストロンチウムなどの放射性物質を浄化するサブドレン浄化設備=16日午後0時45分、福島県大熊町(代表撮影)

 東京電力は16日、福島第1原発で、汚染水から放射性物質を取り除く新型の浄化装置や、汚染水の増加を抑えるため地下水をくみ上げる「サブドレン」を初めて報道陣に公開した。汚染水対策に東電は総力を結集して取り組んでおり、一定の効果も出ている。

 タンクがぎっしり立ち並ぶ光景は今も変わらず、1日数百トンずつ増える汚染水は計約36万トンになった。放射線量が高い汚染水のリスクを低減させることが最優先の課題であり、全量を来年3月末までに浄化装置で処理する目標がある。

 この日公開された新たな浄化装置は「モバイル型ストロンチウム除去装置」。汚染水の中でも特に多い放射性物質であるストロンチウム90を取り除けば大幅に放射線量が下がる。今月2日から稼働、濃度は最大千分の1まで低減できる。

汚染水の“切り札”とされる高性能な「多核種除去装置(ALPS)」も公開

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。