【ビジネスアイコラム】日本の誇り、シンゴ クニエダ (2/2ページ)

2014.10.13 05:00

 錦織選手にはユニクロはじめ両手に余る世界の有名ブランドがスポンサーについている。が、国枝選手をサポートしている企業はユニクロ1社だけだ。両足でプレーしようが車椅子でプレーしようが、練習量も努力も何も変わらないはずだ。それならその努力の結果として勝ち得た栄光にも差があるはずはない。

 筆者もテニスをするが、誤解を恐れずに言えば、両足でテニスをするよりも車椅子でテニスをする方がずっと過酷だと思う。それならわれわれはなぜその過酷な努力の上に栄光を勝ち得た日本人選手をもっと素直に祝福できないのだろうか。

 四大大会でのシングルス優勝16回、ダブルス15回の世界歴代最多記録を持ち、世界中のプロテニス選手から尊敬されているシンゴ・クニエダはわれわれの誇りだ。

 とっくに国民栄誉賞をもらっていてもいいはずだと思うが、まだどこからもそうした声は出ていない。(実業家 平松庚三)

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