【ベネッセ情報漏洩】「退会依頼3000件きている」原田会長一問一答

2014.7.17 21:26

顧客情報流出事件で、容疑者逮捕を受けて会見するベネッセホールディングスの原田泳幸会長兼社長=17日午後、東京都新宿区(鴨川一也撮影)

顧客情報流出事件で、容疑者逮捕を受けて会見するベネッセホールディングスの原田泳幸会長兼社長=17日午後、東京都新宿区(鴨川一也撮影)【拡大】

  • 顧客情報が流出した事件で容疑者逮捕を受け、記者会見の冒頭で頭を下げるベネッセホールディングスの原田泳幸会長兼社長(右)、ベネッセコーポレーションの小林仁社長=17日午後、東京都新宿区(鴨川一也撮影)
  • 顧客情報が流出した事件で容疑者逮捕を受け、記者会見の冒頭で頭を下げるベネッセホールディングスの原田泳幸会長兼社長(右)、ベネッセコーポレーションの小林仁社長=17日午後、東京都新宿区(鴨川一也撮影)
  • 顧客情報が流出した事件で容疑者逮捕を受け、記者会見する(右から)ベネッセホールディングスの原田泳幸会長兼社長、ベネッセコーポレーションの小林仁社長、ベネッセホールディングスの松本主税CRO=17日午後、東京都新宿区(鴨川一也撮影)
  • 顧客情報が流出した事件で容疑者逮捕を受け、記者会見するベネッセホールディングスの原田泳幸会長兼社長(右奥)ら。報道陣も多く集まった=17日午後、東京都新宿区(鴨川一也撮影)

 ベネッセホールディングスの原田泳幸会長兼社長らが17日に行った記者会見の主なやりとりは次の通り。

 【冒頭】

 原田氏「このたびは多くの皆様にご心配ご迷惑をおかけし、改めて深くおわびする。大切な情報を流出させた重大さを真摯に受け止め、二次的被害を防ぐために全力を尽くし信頼回復に努める」

 【情報流出経路】

 --逮捕された派遣社員にはどのようなアクセス権限が与えられていたのか

 松本主税(ちから)執行役員CRO(最高リスク管理責任者)「捜査に関する情報なので控えたい」

 --派遣社員の仕事上の役割は

 松本氏「システムの開発運営に携わっており、ベテランで中心的役割を担っていた。管理職ではない。勤務態度に問題があったとは聞いていない」

 --派遣社員にアクセス権限が与えられていたことについてどう考えるか

 原田氏「セキュリティーへの対応は社員も派遣社員も同じ。倫理観や責任感の必要性は再発防止の命題だ」

 【顧客補償】

 --金銭補償を行うことに変更したのはなぜか

 原田氏「(ベネッセが)世界トップクラスの情報セキュリティー体制を目指し、お客さまに寄り添う覚悟と謝罪を示す意味だ」

 --9日の会見では金銭補償は表明していなかった

 原田氏「9日の時点では、どのような対応が必要なのかという情報が不足していた。その時点で金銭による謝罪を説明するのはお客さまのお叱りを受けるという意識があった」

 【苦情や問い合わせ】

 --苦情や問い合わせ、退会依頼の件数は

 小林仁社長「問い合わせは16日までで約5万件強。退会依頼はそのうちの6%、3千件来ている」

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