2014.5.21 12:03
福島第1原発の「地下水バイパス計画」で、配管から排水溝に流れる地下水=21日午前(東京電力提供)【拡大】
菅義偉(よしひで)官房長官は21日の記者会見で、東京電力福島第1原発の汚染水対策「地下水バイパス計画」の海洋放出が始まったことについて「バイパスの稼働で汚染水対策全体の作業量が大幅に減少する。より他の分野に勢力を注ぎ、国民に安心していただけるような環境が少し前進した。これからの対策を考えたときに良かったと思う」と述べた。
菅氏は「漁業者をはじめ関係者から苦渋の決断として容認いただいたことを十分に踏まえ、目標を順守した運用になるように経済産業省から厳格に指導させる」とも強調した。