卓上ゲーム「オセロ」考案、長谷川五郎氏が死去 

 
水戸で開催される世界オセロ選手権大会について、会見するオセロ考案者の長谷川五郎さん=2015年9月3日、水戸市役所(桐原正道撮影)

 世界中で人気の卓上ゲーム「オセロ」を考案、日本オセロ連盟会長を務めた長谷川五郎(はせがわ・ごろう)氏が20日午後11時7分、千葉県柏市の自宅で死去した。83歳。水戸市出身。

 戦後間もないころ、オセロの原型として囲碁を使った遊びを考案。玩具メーカーに持ち込んだ試作品を基に1973年に商品化され、世界中に広まった。

 その後、日本オセロ連盟の会長に就任。水戸市での世界大会実施に向けて尽力し、2006年に水戸市で開かれた世界大会に携わった。今年11月には水戸市で2回目の開催が決まっていた。

 葬儀・告別式は23日午前、柏市で営まれた。喪主は妻、秀子(ひでこ)さん。