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気がつけば時速270キロ レース仕込みのランボルギーニ「ウラカン」に試乗 (2/2ページ)

SankeiBiz編集部
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 この空力の秘密は一新した外装デザインにある。STOは3段階の調節が可能なリアウィングを装着し、フロントボンネットには新たに大きなエアダクト(吸気孔)を設置。車体下部の空気が上部に抜け、ダウンフォースを高めるとともに、エンジンの冷却効率を上げた。結果、ダウンフォースは最大420キログラム(時速280㌔走行時)に達している。

 さらに、ブレーキはカーボンセラミックを使った新開発のシステムを採用し、制動力は従来の同素材を使ったものよりも25%向上したという。

 試乗を終え、最初に感じたのはサーキットでこの車に乗れたことへの喜びだ。ランボルギーニのモータースポーツ部門「スクアドラ・コルセ(イタリア語でレーシングチームの意)」の伝統を最も純粋に受け継いだモデルというSTOは、性能以上にドライバーの挑戦心を刺激し、より高い領域へ引き上げてくれる魅力があった。

 この日はサーキット走行だったが、公道モデルとして、余力を残しながら高速道路やワインディングを走らせるとどんな気分が味わえるかにも興味がわいた。4125万円という価格を考えるとぜいたくな夢想だが、そんな好奇心や挑戦心が膨らむ刺激的な1台だった。

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