三菱自動車は25日、楽天グループと協業し、通販サイト「楽天市場」で新車販売を開始した。取り扱うのはスポーツタイプ多目的車(SUV)2車種と軽自動車4車種の計6車種。車検や保険料などを含め月額の定額料金を支払う「サブスクリプション」で販売する。
新型コロナウイルス流行で非対面での接客を求める消費者や、車離れが進む若者の需要を取り込むのが狙い。SUV「アウトランダーPHEV」は月額5万5990円、軽「eKクロス」は月額1万9470円から。契約期間は3年、4年、5年から選べる。
車種の選定からグレードやオプションの決定、購入申し込みまでオンラインでできる。申し込み後のローン審査と契約手続きは書類を郵送して行う。納車時は最寄りの三菱自の販売店に行く必要がある。
自動車業界では、ホンダが10月に新車のオンライン販売を始めた。日産自動車も新型の電気自動車(EV)「アリア」の購入をオンラインで完結できるようにしている。