経済産業省が25日発表した22日時点のレギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均小売価格は、15日時点の前回調査と比べて20銭安い168円70銭だった。2週連続の値下がりだが、高値水準が続いている。
灯油18リットル(一般的なタンク1個分)当たりの価格は1950円。平成20年10月以来、約13年1カ月ぶりの高値を付けた前回調査から横ばいだった。寒冷地でのストーブ利用など家計への打撃となりそうだ。灯油の値上がりが止まったのは12週ぶり。
調査した石油情報センターによると、欧米を中心とした新型コロナウイルス感染症の再拡大で原油需要がいったん落ち着いていることが、ガソリン価格に反映された。来週も値下がりを予想する。
ハイオク1リットル当たりの全国平均小売価格は10銭安い179円60銭、軽油は10銭安い148円50銭だった。