休日明け24日午前の東京株式市場で、関西スーパーマーケット株に買い注文が殺到し、値幅制限いっぱいのストップ高水準の買い気配で推移した。エイチ・ツー・オー(H2O)リテイリンググループとの統合が難しくなり、首都圏地盤のスーパー、オーケーによる買収の可能性が高まったとみた買いが集まった。
神戸地裁は22日、オーケーがH2Oリテイリンググループと関西スーパーとの統合差し止めを求めた仮処分の申し立てで、差し止めを認める決定を出した。オーケーは司法判断が維持された場合、関西スーパーに対する株式公開買い付け(TOB)を再提案する方針を示している。