最新ITや家電の見本市「CEATEC(シーテック)2021オンライン」が19日、開幕した。新型コロナウイルスの感染防止のため、昨年に続き、2年連続でインターネット上での開催となる。314の企業や団体が参加し、世界的に関心が高まる脱炭素やデジタル化といった分野の独自技術を動画などで披露。販路の拡大や提携による相乗効果を目指す。
初めて出展したソフトバンクは宇宙や高度20キロの成層圏から電波を送り、地球上のあらゆるエリアでネットを使えるようにする構想を紹介。東芝は薄型で曲げられる太陽電池を取り上げ、ビルの外壁や窓にも設置できると売り込む。
シーテックの専用サイトでは各社が技術や製品を紹介する動画などを用意しており、テーマや業種、企業名から検索する。ビデオ通話やメールで企業の担当者に問い合わせもできる。閲覧だけであれば深夜や早朝でも可能だ。
会期は22日まで。サイトは11月末まで見ることができ、主催団体は延べ15万人以上の閲覧を見込んでいる。