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「男だから」「女だから」はもう古い? イマドキ男女が抱く結婚相手の条件とは (1/2ページ)

SankeiBiz編集部
SankeiBiz編集部

 新型コロナウイルス感染拡大に伴い日々の生活様式が大きく変化する中、この時期の結婚相手の条件について、結婚希望者たちはどう考えているのだろうか。結婚相談所やマッチングアプリなどを通じて婚活を支援する「タメニー」(東京)が、結婚を前向きに考えている男女を対象に意識調査を実施した。イマドキの男女が結婚相手に求める条件とは――。

 時代とともに移り変わる結婚条件

 女性が結婚相手に求める条件「3高」。かつてバブル期には、高学歴・高収入・高身長と三拍子揃っている人が求められていた。時を経て、結婚相手に求める条件は変化しているようだ。

 タメニーは2017年、今時の女性が求める条件として暴力・借金・浮気をしない「3NO(ノー)」が重視される傾向があったとの調査結果を発表。近年は「こういう人が良い」という希望より、「こういう人は嫌だ」という“リスク排除型”の思考が強まっている傾向にあるようだ。また、同年に行われた男性側の条件からは、性格・価値観・好みが合う「3合」を望む傾向があった。

 コロナ禍によって変化した社会で、こうした結婚相手への条件に変化はあるのか。同社は今年8月に結婚に意欲的な25~39歳の男性665人、女性735人を対象に結婚に関する意識調査(複数回答可)を実施。一般的に結婚したい人の条件として挙げられるのは「性格」にまつわる内面的なものが多いため、条件はより細分化した。

「男だから」はもう古い?

 男性側で最も重視されたのは「ずっと自分のことを好きでいてくれる」で56.1%が答え、結婚相手を想う気持ちを持ち続けることが重視されていた。2位は「長時間一緒にいて苦にならない」で52.9%が回答。その他「足りないところを補い合える」(51.6%)、「一緒に苦難を乗り越えられる」(50.1%)「一緒にいて楽しい・面白い」(46.8%)などが上位を占めた。「男性が女性を引っ張る」関係ではなく、夫婦として対等な立場で「協力」し合える関係を望む声が多かった。

 3位にランクインした「足りないところを補い合える」夫婦とは具体的にどのような夫婦か聞くと、「切磋琢磨しあえる」「男だから、女なら、といったような考え方にとらわれないで物事にあたる」「家事を得意分野で分担する」「得意不得意でわざわざ分けずに手の空いた方が役割を果たす」などが挙げられた。

女性は「協力関係」と「収入」重視

 これに対し、女性側の1位は「長時間一緒にいて苦にならない」で約8割にあたる76.1%が回答し、「ずっと自分のことを好きでいてくれる」(66.9%)が続いた。男性側と順位は逆になったものの、上位2つの項目は同じ結果で、3位以下には「一緒にいて楽しい・おもしろい」(66.5%)、「安定した収入がある」(66.3%)、「話し合いができる」(63.5%)などが続いた。2位~4位までの差は1ポイント未満で、男性側と同じく互いに協力できる関係性を求める声が多い中で、相手の「収入」を重視する傾向も根強かった。

 ずっと好きでいてもらうために、妻がしたほうがいいと思う行動を聞くと「夫の仕事や人間関係に干渉しすぎない」「愚痴ばかり言わない」「いつまでもキレイでいる努力をする」「ある程度の距離を保ち、しっかりと自立した女性でいること」などが挙げられた。

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