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JR九州駅弁投票で鹿児島「おふくろの味」が総合優勝

 JR九州は30日、熊本、鹿児島エリアを対象に乗客による駅弁投票を行い、JR肥薩線嘉例川(かれいがわ)駅(鹿児島県霧島市)の駅弁「花の待つ駅かれい川」が総合優勝したと発表した。この駅弁には鶏の煮付けやサトイモのごま団子などが入り、郷土料理が楽しめる。

 福岡市の本社で表彰式が開かれ、販売する「森の弁当やまだ屋」の山田まゆみ代表(63)は「駅周辺に花を植えて乗客を待つ地元の人の思いが、お客さんに通じた」と語った。JR九州の青柳俊彦社長は「素材のよさが伝わるおふくろの味」と評価した。イベントには21種類の駅弁がエントリーし、1585件の投票があった。

 また、JR九州の青柳俊彦社長は同日の記者会見で、時間帯などに応じて鉄道の運賃を変える「変動運賃制」について「積極的にシステム開発をしてまでやる施策ではない」と述べ、現時点での導入に否定的な考えを示した。

 変動運賃制は時間帯や曜日などによって運賃を変える制度で、政府が閣議決定した令和7年度までの「交通政策基本計画」に導入検討が盛り込まれた。JR東日本などが検討している。

 青柳氏はシステム開発にコストと時間を要する課題を指摘し、「(料金が)高くなるから(利用を)避けてもらう仕組みはいかがなものか」と語った。

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