デジタルトランスフォーメーション(DX)を進めることで日本の企業や産業を活性化しよう-。そんなDXを指導できる人材の育成を目指し、一般社団法人フィンテックガーデンは新たな資格試験「DX診断士」を昨年12月に始めた。
プログラムを作成するのではなく、DXで最も重要な「トランスフォーメーション」のロジックや具体的課題をどう解決するかといった仕組みを考える人材を認定するもので、資格を得るには年に2回実施される試験に合格する必要がある。80点以上が合格で、90点以上の合格者は「DX診断士上席」の呼称を使用できるという。資格を継続するためには2年に1回、診断士継続セミナーの受講が義務付けられている。
今後フィンテックガーデンでは、動画による「DX診断士講座」も行うことにしている。DX診断士を目指す場合はもちろんだが、企業のDX担当者、IT系の派遣会社に登録しているという場合にも役立つ内容とする考え。併せて資格取得のための学習に役立つ書籍も出版することにしている。次回のDX診断士試験は9月9日にオンラインで行う予定で、8月31日まで受験の申請を受け付ける。詳細は特設ウェブサイト(https://fintech-garden.com/dx.html?2021042801)まで。
フィンテックガーデンでは、DX診断士を社会に広く認知されている「ITコーディネーター」と肩を並べる規模に普及させていきたい、としている。