ロボットベンチャーのニューイノベーションズ(東京都江東区)は、JR東日本、東海両社と協業し人工知能(AI)搭載のロッカー型カフェロボットを都内に設置する。
カフェロボット「root C(ルートシー)」は、あらかじめ専用アプリをスマートフォンに取り込み、アプリにコーヒーの種類、受け取る場所、時間を入力する。指定された時間にカフェロボットの前に行き、アプリが指示したロッカーの番号の扉を開けてコーヒーを受け取る仕組み。
またアプリから出されるコーヒーやライフスタイルに関する質問に答えることで、AIが好みを導き出し、一人一人にあったコーヒーを提案してくれる。また提案したコーヒーを評価することでさらにAIが学習し、より最適なコーヒーを勧める。
カフェロボットは、JR新橋駅北改札口付近に27日に設置した。鉄道利用者の利便性確保から、1杯当たりの抽出時間を短くするなどの工夫を施した。またJR東海の駅ビル「東京駅丸の内中央ビル」(東京都千代田区)の2階にも8月6日まで設置する。
ニューイノベーションズは、当時大阪大学工学部に在籍していた中尾渓人氏が2018年に設立した。