NTTドコモとKDDI(au)が、携帯電話の解約ページなどを、ウェブで検索しても表示されない設定にしていた問題で、武田良太総務相は2日の記者会見で「解約手続きについて分かりやすい情報提供は当然のことだ」と苦言を呈した。
武田氏によると、ネット上で検索しても表示されないなどといった情報があったことから、各社に確認をしたところ検索回避の事実が判明したという。武田氏は「事業者には自社都合でなく、利用者目線に立った最適な説明方法のあり方について不断に見直す努力を行っていただきたい」と注文を付けた。
また各社の値下げ競争が激化する中、今後、プラン変更や事業者の乗り換えが増えるとみられ、利用者にとって手続きが分かりにくくなっていないか、検証する考えも示した。
KDDIは昨年12月25日、ドコモは今年1月20日にそれぞれ設定を解除。現在は「(事業者名) 解約」などと検索すれば、検索結果に表示されるようになっている。