金融

香港拠点の金融グループ、MCPホールディングスが福岡進出

 香港に拠点を置く金融グループ「MCPホールディングス」は12日、福岡市に日本統括部門の拠点を設立すると発表した。行政や経済界、大学などが一体となって、日本に世界の金融ハブ(拠点)をつくる政府の「国際金融センター構想」実現を目指す福岡市にとって進出決定第1号となり、東京や大阪との都市間競争にも弾みがつきそうだ。

 MCPは4月にも福岡市に「MCPジャパンホールディングス」を設立する。資産運用やファンド管理などに加え、地理的条件を生かして、アジア全体の投資案件発掘の拠点としたい考えだ。

 この日、オンラインで記者会見した同社の越智哲生最高経営責任者(CEO)は「アジアとの共存を考えた際、福岡には地理的な近さなど場所としての魅力、面白さがある。さらに行政や経済界が一体となったスピード感や意志の強さが決め手になった」と進出を決断した理由を語った。

 越智氏はさらに、九州には深刻な公害を克服した経験を持つ北九州市を中心に、環境技術に強みを持つ企業が少なくないほか、九州大学など各大学で多くの留学生を受け入れており、人材供給面でも魅力的だったと明かした。

 昨秋に発足した福岡政財界が一体となった「TEAM福岡」の麻生泰会長(九州経済連合会会長)は「本当にうれしい。突破口ができた」と歓迎。福岡市の高島宗一郎市長も「しっかりとサポートをしたい。金融とスタートアップで新しい時代を作り上げていく大きなうねりを生みたい」と語った。

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