工作機械大手のジェイテクトは24日、徳島県、徳島大学と新型コロナウイルス感染症対策を目的とした連携協定を締結した。徳島大と共同開発した移動型のPCR検査施設を徳島県に貸し出す。県は自然災害発生時に被災地の避難所などで活用する。
ジェイテクトは徳島県藍住町に軸受けの工場を持つ。令和元年6月、徳島大学と新産業創出に向けた人材の教育や育成を目指した包括連携協定を締結した。新型コロナ流行が本格化した2年3月、両者は共同でトレーラーを活用した移動型PCR検査施設を開発。徳島県立中央病院に配備されている。
三者は今後、災害時でも活用できるよう、移動型PCR検査施設の仕様変更、さらに新たな感染症対策にも役立つ移動式施設の開発などにも取り組む。