モビリティーベンチャーのグラフィット(和歌山市)は、自転車と電動バイクとを融合させた折り畳み式ハイブリッドバイクの新車「GFR-02」を発表した。2017年5月に発売した「GFR-01」をフルモデルチェンジした後継車種の位置付け。
GFR-02は、パナソニックと共同開発したクラウド基盤活用による電池保安サービスを導入。家庭用コンセントで充電できるリチウムイオン電池の残量や交換時期をスマートフォンに表示させ、予期せぬ電池切れのリスクを小さくした。将来的には電池残量から走行可能距離を割り出し、スマホの地図上で走行可能範囲を示す機能も追加する。
両ハンドルに付いたミラーを大きくして確認しやすさを向上。また前照灯やテールランプ、方向指示器の輝度を上げ、夜間走行の安全性を高めた。車体の大きさは全長125センチ、幅60センチ、高さ95センチ。1回4時間の充電で約25キロ走れる。車両本体価格は18万円(消費税別)。
当初は11月25日に発売する計画だったが、今秋以降の新型コロナウイルス感染再拡大の影響で一部の部品の調達が難しくなったため、発売時期を当面延期した。その代わりに事前応募制による試乗体験会を今月5~7日に東京、12、13の両日に大阪で開く。