新型コロナウイルス対策でテレワークが増え、同僚とのコミュニケーションが減って孤独を感じる-。こうした課題を解決しようと、国内マスク最大手のユニ・チャームは7月から毎朝、在宅勤務を行う約2000人を対象にオンラインでのラジオ体操を始めた。「働いているのは自分だけではないと分かって安心できる」と社員の評判は上々という。
午前8時。東京港区の本社にラジオ体操の音声が流れると社員が次々と立ち上がり体を動かし始めた。在宅勤務の社員もインターネット電話アプリSkype(スカイプ)を使って参加。自身も週2日程度テレワークをする広報室の渡辺仁志さんは「ラジオ体操をきっかけに雑談ができ、顔も見えて一体感が生まれる」と話す。ユニ・チャームは新型コロナウイルスの感染拡大を機に働き方改革を実施。2月末から積極的なテレワークを推進している。