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4月外食売上高は4割減 過去最大の落ち込み

 日本フードサービス協会が25日発表した4月の外食売上高(全店ベース)は前年同月比39.6%減となり、比較可能な1994年以降で過去最大の落ち込みを記録した。新型コロナウイルス対策に伴う全国的な休業や時短営業が直撃。業態別では多くの店が休業して「事実上の活動停止状態」(同協会)に陥ったパブ・居酒屋が91.4%減となった。

 減少幅が過去最大となるのは、17.3%だった3月から2カ月連続。5月についても、協会の担当者は「客足が戻るには時間がかかり、4月並みの厳しい状況が続く」との見方を示した。

 4月は全業態の売上高が前年同月から減少した。夜の営業が中心のディナーレストランが84.0%減、喫茶が72.4%減となった。ファミリーレストランは店内飲食の減少をカバーするために持ち帰りや宅配を強化する動きもあったが、59.1%減だった。

 一方、ファストフードは持ち帰りや宅配、ドライブスルーに対応する基盤が整っていたこともあり、15.6%減にとどまった。

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