米メーカー「テスラ」の電気自動車(EV)が、通信装置に関わる特許権を侵害しているとして、シャープは、テスラの日本法人を相手取り、3車種の輸入差し止めなどを求めて東京地裁に提訴した。18日の第1回口頭弁論で、テスラ側は争う姿勢を示した。提訴は1月31日付。訴状によると、シャープは移動通信システムの特許権を2009年に出願。テスラのスポーツ用多目的車(SUV)「モデルX」とセダン「モデルS」「モデル3」に搭載されているインターネット接続用の通信機能が特許権侵害に当たるとしている。シャープは訴状で、他の事業者とはこの特許権についてライセンス契約を結んでおり、テスラにも3年以上前から契約を申し出てきたが応じなかった、と主張している。