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大津・石山寺で秘仏「如意輪観世音菩薩」を4年ぶり公開

 大津市の石山寺で18日、本尊の如意輪観世音菩薩(ぼさつ)が4年ぶりに公開された。日本で唯一の勅封(天皇の命により封印される)秘仏で、本来は33年に1度、御開扉(ごかいひ)されるが、今回は天皇陛下のご即位を祝して特別に公開された。6月30日まで。

 如意輪観世音菩薩は、平安時代後期の作とされる高さ約5メートルの木造で、国の重要文化財に指定されている。このほか、胎内仏4体や初代の本尊の断片(いずれも国の重要文化財)なども特別に展示されている。

 同寺の本堂では午前11時ごろから法要が営まれ、本尊を収める厨子(ずし)の扉が開かれると、訪れた参拝者らは荘厳さに息をのみ、じっくりと見つめていた。

 参拝に訪れた京都市山科区の主婦、大下正子さん(65)は「慈悲深いお顔に感動しました。見つめていると優しい気持ちになれます」と話していた。

 入山料のほか、拝観は別途料金が必要。問い合わせは石山観光協会(077・537・1105)。

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