金融

外国人労働者に無担保融資 セブン、新生銀 今春にも

 セブン銀行と新生銀行は、日本に住む外国人労働者にマイカー購入資金などを無担保で融資するサービスを今春にも始める。安定した収入がある人を対象とし、他の銀行のように永住権を持っていることや、配偶者が日本人であるなどの条件は設けない。外国人労働者が増える中、埋もれていた需要を開拓する。

 セブン銀が60%、新生銀が40%をそれぞれ出資し、1月下旬に外国人向け融資を手掛ける「クレドファイナンス」(東京)を設立した。

 新会社は、新生銀傘下の信販会社アプラスが持つ貸し出し審査のノウハウを基に、セブン銀が2011年に始めた海外送金サービスの利用実績などを参考に融資が可能かどうかを判断する。マイカー購入や子供の教育などの目的別ローンのほか、クレジットカード事業を手掛ける計画だ。

 セブン銀の海外送金の利用契約を結んだ外国人は昨年末時点で約25万人に上る。厚生労働省によると、19年10月末時点の外国人労働者は前年比13.6%増の165万8804人で過去最高だった。セブン銀と新生銀は、無担保でお金を借りたい人はこれからも増えていくとみている。

 サービス開始当初は、安定した収入がある永住者や日系人などを主な対象にするが、将来は在留期間が比較的短い「特定技能」や「技能実習」の資格で働く外国人にも対象を広げる構想だ。クレドファイナンスの植木康晴社長は「日本では外国人というだけで金融サービスを受けられない人がたくさんいる。融資の審査を通過した外国人には多様なサービスを提供できるようになる」と話している。

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