ソフトバンク傘下のソフトバンクロボティクス(東京都港区)は3日、人型ロボット「ペッパー」が注文を受け付けるなど、ロボットが接客するカフェ「ペッパーパーラー」を報道陣向けに公開した。5日にリニューアルする「東急プラザ渋谷」内にオープンする。ソフトバンクロボティクスが運営する初の飲食店となる。
注文カウンターには5台のペッパーを配置。タッチパネルで注文を受け付けて、クレジットカードで決済する。ペッパーが人工知能(AI)を利用して、客の表情から体調や年齢などを判断して、おすすめのメニューを紹介してくれる。
ペッパーと会話できる特別席も設けており、ペッパーとゲームや記念撮影などを楽しむことができる。同店では、従業員の作業を補助するために清掃ロボットも導入。ソフトバンクロボティクスの蓮実一隆取締役は「ふと横をみるとロボットが働いているような店を目指したい」と話す。
店には有人カウンターもあり、現金やソフトバンク系のスマートフォン決済を利用することもできる。
今後は同社が開発した新型ロボットの活用や別の飲食店へのロボット導入などにつなげる。