10月に入り、パチンコホールを全国に展開する大手企業をはじめ、各地域の地元有力企業など、多くのホール企業が内定式を開催。遊技産業の次世代を担うべく、多くの新卒が希望を胸に式に臨んだ。
全国にパチンコホールをチェーン展開するダイナム(東京都荒川区)は1日、本部ビルで「2020年度 ダイナム内定式」を開催。47人の内定者(男性30人、女性17人)が出席した。
当日は、藤本達司代表取締役が内定書を授与。式辞では、「一つ一つの業務には必ず意味があり、その先には必ず目指すべきビジョンがあることを理解して行動してほしい」と提言。「皆は、まさにダイナムの未来を担う人材であり、一人一人が主役。ダイナムグループの継続的な成長・発展、ビジョン実現に向けてともに働けることを楽しみにしている」と歓迎した。
また同日、愛知県と岐阜県にパチンコホール「ZENT」を27店舗展開する善都(愛知県豊田市)が本社で「令和2年度入社予定者内定式」を開催し、入社内定者22人が参加。
都筑善雄代表取締役社長は訓示で「当社が紡いできた歴史はまさに挑戦の歴史といえる。令和の時代を迎えてもなお続く新たな挑戦のストーリーをここにいる皆とともに描けることを今から期待している」と伝えた。
4日には、マルハン(京都市上京区)が千葉県浦安市の浦安ブライトンホテルで「2020年度入社内定式」を開催。入社予定者137人(男性96人、女性41人)が式に臨んだ。当日は、韓裕代表取締役社長があいさつ。「マルハンは未来を描き夢に向かって挑戦する『ドリームチャレンジャー』の集まりである」と位置付け、「その一員として自分の人生、マルハンの未来を力強く切り開いていってくれることを心より期待している」と歓迎し、内定証を授与した。これを受けて、内定者を代表し中山裕登氏が決意表明。「業界を変えるという夢の実現に向け、全力で挑戦し続けている先輩方の姿に感動し、私もその一員になりたいと強く思い入社を決意した」と述べるとともに、同じ志を持つ仲間と一緒に努力を重ね、世界中の人々に同社の経営理念“人生にヨロコビを”を届けていくことを誓った。
遊技への依存対策を目的とした2月の改正規則の施行や、これに伴う市場シフトによる影響のもと、総体的に採用人数は減少を見せるものの、それでも毎年多くの新卒雇用を実現。正社員のほかアルバイトを含めて、大都市にとどまらず地方における多くの雇用を創出している。