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セキュリティ面での不安が露わに 入店は顔認証で「完全無人ローソン」潜入調査 (1/3ページ)

 ほぼ実用ラインの完全無人コンビニ

 コンビニエンスストア業界大手のローソンは2019年8月23日から、加盟店の人手不足対策として、深夜営業の時間帯(午前0時~午前5時)にいっさい店員を配置しない「無人営業」の実験をローソン氷取沢町店(横浜市磯子区)にて開始した。

 無人営業時間中は、入店時に事前登録したローソンアプリの入店用QRコードをかざすか、入り口の認証装置で顔写真を撮影すると、店舗のドアが開き、入店が可能になるシステムを採用しており、会計もセルフレジで行う。無人営業中は酒やたばこ、フライドチキンなどのホットスナック、iTunesカードのようなPOSAカードの販売は中止されているほか、宅配便やチケットの発券なども行えない。

 実際にこのローソン氷取沢町店へ向かい、取材を行った。

 まずアプリに登録したQRコードを使用して入店してみる。

 QRを読み取り部にかざすと即座に自動ドアが開く。ほとんど待たされることもなく、入店に際してのストレスはほぼない。

 使い勝手は決して悪くないが…

 無人とはいっても、ふだん通常営業されている店内はいい意味で「特別感がない」といえる。試作品の実験台にされているような違和感を覚えることはなかった。おにぎりやお弁当などの食品類も陳列されており、使い勝手は決して悪くない。

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