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ドローンVBのブルーイノベーション 可視性高めた点検用新型機を開発

 ドローン(小型無人機)ベンチャーのブルーイノベーション(東京都文京区)は、煙突や配管などの点検用途の球体型ドローン新型機「エリオス2」を開発、予約受け付けを始めた。独自の姿勢制御技術と球体内7カ所のセンサーにより、衛星利用測位システム(GPS)の電波が届かない場所でも、壁面との距離を一定に保持し、機体から画像や動画がぶれずに撮影できる。

 エリオス2は直径40センチ、重さ約1.5キロ。球体の中央部に4Kカメラや赤外線カメラ、その下にプロペラを配した。防塵ライトなども取り入れ、機体を構成する「ガード」と呼ばれる骨組みが映り込まないよう、カメラ前のガードを外すなど、可視性を高めた。昨年6月に発売された初号モデル「エリオス」の後継機種にあたる。

 ブルーイノベーションの熊田貴之社長は「配管や屋内での点検業務に新たなイノベーションを起こしたい」と話している。本体価格は未定だが、1台500万円前後(税別)で検討。レンタルでの提供、操縦者の派遣などの付加サービスも検討している。

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