--正規版の新機能とは
「知財用AIサービスで初の学習機能となるラーニング検索機能だ。AIサムライは調査対象となる特許の特許明細書に書かれているクレーム(特許権範囲の記述)ごとに類似特許文献を5点ずつ瞬時に表示する。これら文献が使える内容かどうか調査員が「good」「bad」でチェックを打つことでAIへデータを返し学ばせる仕組みだ。AIサムライを使って調査員が特許調査業務をする間にAIの学習を促進し再検索時の検索精度を高めていける」
--他に注目すべき点は
「かねて公表していた戦国武将のデザインを使った知財戦略マップをいよいよ提供する。ビジネス戦略の基本には軍事戦略がある。データを使いシミュレーションし戦略を考えるとき、ゲーム感覚で臨むことは結構大事だと思って開発した」
--提供時期や目標は
「提供は8月1日から。ユーザー数は大企業25社ほど。新機能追加で1年後に約100社に増やしたい。AIサムライの利用料は年間数百万円だが、今後は中小企業や独立開業で頑張る若手弁理士などにも使ってもらえるような低価格サービスも検討していきたい」(知財情報&戦略システム 中岡浩)